面接の際に聞かれたことはありませんか?
「給与はいくらくらいを希望しているの?」と。
その際、月給・月収・総支給・手取り…
それぞれの言葉の意味を正しく理解していないと損することも。
それは、面接時だけではなく、求人広告を見るときも同様。
基本月給30万円の場合を例にみてみましょう。
基本月給とは、基本的に支払われる月の給与のことです。
基本の月給ですから、月によって金額が異なる残業代やインセンティブなどは除きます。
つまり基本月給30万円では、総支給額が30万円以上になることがあるということです。
たとえば
☆月給30万円+残業代2万円+交通費1万円=33万円
⇒なお、この月給+その他支払われる金額を合わせて月収(総支給)と呼びます。
多くの求人広告では、月収と表記するものは月の収入例です。
月により増減する金額を含むため、その収入を保証するものではありません。
このように、月給30万円と月収30万円では月に支払われる合計金額が異なります。
では、手取り月収とは?
以下のケースで見てみましょう。
☆福岡市在住/40歳以下/基本月給30万円+通勤交通費1万円
<月の総支給:31万円>
■社会保険:46,325円
■所得税:6640円
■住民税:12,917円
■控除合計(社会保険+所得税+住民税):65,882円
▼ ▼
手取り月収:31万円-65,882円=244,188円
(控除金額、手取り月収はあくまでも仮定です。)
<月の総支給:31万円>
■社会保険:46,325円
■所得税:6640円
■住民税:12,917円
■控除合計(社会保険+所得税+住民税):65,882円
▼ ▼
手取り月収:31万円-65,882円=244,188円
(控除金額、手取り月収はあくまでも仮定です。)
手取り月収とは、給与口座に実際に振り込まれる金額と言い換えても遜色ありません。
手取りで毎月30万円欲しかったのに、実際は24万円ちょっとだと、生活水準も大きく変わってきますよね。
確かに給与に合わせて生活水準を変えることも大切だとは思いますが…
個人的には言葉の意味を正しく理解したうえで、希望を伝えることをお勧めします。
