<< 教えて!社労士・伴先生★第1回 >> 私たち、ボーナスって当然もらえますよね?

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そろそろバーゲンシーズン。
この時期は日頃買うことができない高額な商品も3割、5割、7割引きで買えるのが魅力ですよね。しかも通常バーゲン時期は1月と7月。夏・冬のボーナスが支給された直後とあって、財布の紐もゆるくなりがち。ボーナスを期待して、日ごろはぐっと我慢!そんな方もいるはず。

しかし、求人広告には賞与ありと書いていたのに、入社してみたら支払われなかったというのはよく聞く話。「ボーナス払いで大きい買い物をしてしまったのに、やばい。今年はボーナスが少なかった」と嘆く姿もよく見られます。こわいですね~。

さて、ここで疑問です。
ボーナスって、会社や人によって支給額や頻度が違いますが…
法律的にはどうなっているんでしょうか?


社労士の伴先生に聞いてみました!

伴先生
こんにちは。社会保険労務士法人アシストの代表をしております、伴と申します。
普段は企業様に対して、人事・労務のアドバイスをしているのですが、労働者の権利を守るのも私たち社労士の仕事。今日はしっかり答えていきますね。
Keiko
なんだか普段のフランクさとはかけ離れた登場の仕方ですね…
なにはともあれ、よろしくお願いします!
伴先生
いや、初回なのできちんとしなくては!と。笑
今回は「ボーナスの支払いについて」という質問ですよね?
単刀直入に言うと、『企業には法律的なボーナスの支払い義務はありません』。実はボーナスは法律上、明確な決まりがないものなんです。法的な支払い義務がない以上は、ボーナスの支払いは企業の任意ということになりますね。
Keiko
任意!?たとえ求人広告に書いていても、もらえないものなんですか?
伴先生
ハローワーク求人広告の『賞与あり』という言葉は、賞与の支払い実績のことを言っています。他の求人誌で、『賞与あり』と書かれていても、実際は就業規則等で「ただし、会社業績によっては支払わない」等の規定があることが多いです。就業規則で、支払いを確約していたり、過去の支払い実績から労使慣行が成立していると判断できる場合以外はボーナスの支払いは、企業側が決定権を持つことが圧倒的多数ですね。面接時に賞与支払いの制度を確認したり、入社後に就業規則をよく読んだりして、その会社の賞与制度をしっかり確認してみてください。ちなみに昇給も同様です。
これまで年功序列であった日本では、昇給は当たり前に実施されると考えられていました。年功型賃金は年を重ねるともに給与が上がるシステムですからね。しかし、最近ではそうではない。公正な人事評価の結果で、昇給するのか判断されますし、降給だってあるわけです。ちなみに降給については、求人広告には記載義務はありません。
Keiko
なるほど。厳しいですね。
伴先生
そんなことはありません。年功序列でない代わりに、社歴や年齢にかかわらず評価される仕組みもあるわけですし。
給料が自然に増えて当然と思っていることが、大きな間違いです。私がみなさんに声を大にして言いたいことは、、賞与も昇給も当然に与えられるものではない、ということです。賞与も昇給も勝ち取ってやる!といった意気込みで頑張っていれば会社もそれに応えてくれるはずです。
伴先生
そうそう、求人広告の年収例もそうです。例えば”年収1000万円も目指せる”というコピーに惹かれて応募される方もいるようですが、あくまで例ですから。その年収を得るためには自分で頑張って仕事するしかないってことをわかってほしいです。同時に私は取引先の企業側にも、現実とかい離しすぎた年収例で、応募者の期待値をあげすぎないようにと伝えていますよ。

勉強になると同時に、身につまされる話でした…
伴先生、本当にありがとうございました。

伴 卓也(ばん たくや)
社会保険労務士法人・労働保険事務組合アシストの代表。大学在学中に社会保険労務士を取得。某大手求人広告代理店で人材・求人の知識を得たのち、アシストの代表に就任。

当然ですが、稼ぎたければ頑張って一所懸命働くしかないんですね。
しょうがない、今日も持ち帰り残業するか。というわけで、
次回は「教えて!社労士・伴先生★ この業務って残業ですか?」をお届けします!

→第2回へ続く

お客様の味をひきだす。[社会保険労務士法人アシスト]

2017.06.05
  • keiko
  • この記事を書いた人
    keiko

    2006年R社に新卒入社。求人広告営業を3年半経験したのち、退職。結婚に向けて残業のないコールセンターでの仕事を始めるも、当時の彼氏と破局。仕事しかない!と一念発起したタイミングで、R社時代の仲間より声をかけられRCDに就職を決める。今年で入社6年目のアナログ人間☆

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keiko

2006年R社に新卒入社。求人広告営業を3年半経験したのち、退職。結婚に向けて残業のないコールセンターでの仕事を始めるも、当時の彼氏と破局。仕事しかない!と一念発起したタイミングで、R社時代の仲間より声をかけられRCDに就職を決める。今年で入社6年目のアナログ人間☆