どうも、K-maruさんにインタビューを続ける、校閲されたガールのSaoriです。
前回の記事からだいぶ時間が経ってしまいました…スイマセン。
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K-maru 採用業界人歴30年超。つい「近頃の若いモンは…」と言いそうになるボヤキ癖を戒めつつ、年の功を熱く盛り込んだ「Kマル節」のコピーで生涯現役を目指す。息抜きはスーパーの特売品チェックと出張時のプチ乗り鉄。 |
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前回の記事はこちら★
前回の記事、校閲ストーリーがありまして…

私も「色気」のある文章やホームページを作っていきたいと改めて思いました。
さて、この校閲されたガールも今回が最終回!
一番気になる、「原稿にする過程」をK-maruさんに聞きました!
取材した内容を原稿にするためには?


色々ネタを拾う中で、原稿に落とし込むための構成は、質問を考える段階で考えるんですか?それとも取材中に考えたりするんですか?

俺は取材対象者が数人の場合は、誰をどこで使おうとかはあんまり考えないですね。
その人の話が使える・使えないの判断は書かないとわからないんだよ。
だから構成はある程度頭にはあるけど、書きながら決めるというか。
そのために、これはいけるんじゃないかな〜というネタを最低2つ、できれば3つ拾うようにしています。
慣れてる人は1点集中!っていう人もいると思います。

取材時間も限られている中で、沢山ネタを拾うのは大変ですね。

えっとね〜いい例えを思いつきました。
ネタ拾いは、パズルのピースを埋めていく感じかな!
パズルをしていて、ある程度埋めていくと
「おお!これはゾウさんだ!」という事がわかるよね?
でも時間が限られているので、完全に埋めることはできない…
このゾウさんのどこが面白いんだ!?ネタになるんだ!?
と考えて「前足が面白そうだ!」と判断するのにセンスが必要なんです!
本当は前足が面白いのに、間違って尻尾を掘り下げたりすると、後から「使えない…」と大惨事になったりします。
ネタさえ拾えて原稿を書いていけば、構成は自然と出てくるよ!

構成をつくるためには、ネタ拾いが最重要課題ですね。
前足が面白いんだ!!というセンスを身につけるにはどうしたら良いんですか?

日記とかでもいいよ!
そういえば、ライターになる前は日記を毎日書いてたな〜あっ内容は言わないよ(笑)
大学ノートに長い日は1ページ書いたときもあったっけ。まぁ、短いときは2~3行って日もあるけど。
ライターになってからは書かないけどね。1円にもならない仕事ですから。(笑)
あとやっぱり取材の場数を踏まないと。
営業や先輩のアポに同行させてもらうのがベストだけど、難しければ社内でブレストとかね。
先輩にお客さんになりきってもらって、徹底的にヒアリングをかける!

私も…今日から日記書きます。時事ネタを自分なりにまとめるとかもよさそうですね。
先輩にお客さんになってもらう事も、今後実践していきます。
緊張しぃなんで、場数は大切ですね!!お客様からきちんとヒアリングできるように練習あるのみ!ですね。
K-maruさん、今日は本当にありがとうございました。

最後に、記念にパシャリ。

いつものことながらパンパンですが…

段階を踏むと…
最後にライターになるためには?と私が質問すると、「誰でもなれる!」と即答したK-maruさん。
「日本語がなってないやつ、文章作法がなってないやつもライターとして文章書いてるよ。
でもなってなくてもさ、面白い奴は面白いんだよ〜(笑)だからなりたいっていう気持ちと1000本ノックがあれば自然と力が身についていくものです。」
とアドバイスして下さいました。私もオールラウンダーになるべく、これから毎日日記書きます!!
(先輩方にブレストしてもらうことも、お願いしてみます♡)
K-maruさんのセンスが光るお仕事をご紹介!
校閲前の派手にヤバイ記事はコチラ…
ん?「弘法にも筆の誤り」?
弘法も、じゃなくて?
と思ってググったら
どっちでもいいけど「弘法にも」がより正しいんだってね。
勉強になりました。
ますます余談だけど。
今は何でも簡単にググれるけど、
昔はいちいち調べてたんだよね。
図書館行ったり本買ったり、
どうしようもない時はその件に詳しい人にわざわざ聞きに行ったり。
弘法にも、の話も、上に書いた情報を得るためには
複数の辞書にあたり、解説書的なものを探し、
なければ専門家にアポ取って見解を聞くプロセスが必要でしたが、
今はものの30秒で事足ります。
それだけに、個人のインタビューでは「色気」が欠かせない。
他のどこにもない、ググっても出てこない記事にするためにね。